「どうか、あいつを、私の娘の望む判決を」内田梨瑚被告(23)に22日判決【旭川女子高校生殺害】涙の遺族が叫んだ厳罰 検察側は有期刑最高「懲役27年」求刑《連載(5)》

2024年4月、北海道旭川市の神居古潭(かむいこたん)で、女子高校生(当時17)が神居大橋から石狩川に転落して死亡した事件で、監禁、殺人、不同意わいせつ致死の罪に問われている内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判。 検察側は「極めて残虐かつ悪質」として有期刑の最高刑である懲役27年を求刑し、弁護側は殺人罪などの不成立を訴え、結審しました。 公判では、亡くなった女子高校生の母親(代理人弁護士による代読)と父親が、検察側席からそれぞれの胸中を陳述しました。遺族の言葉は、事件から2年が経過した今も癒えることのない深い絶望と、被告人への強い処罰感情に満ちていました。 ■女子高校生の母親「何を思えば残忍卑劣なことができるのか」 (母親の陳述を弁護人が読み上げ) 「私は女子高校生の母です。わたしにとって一番つらいことは、我が子を失うことほかなりません。幼少期から『愛してる』『大好き』『かわいい』と伝え、抱きしめてきました。亡くなった今、それを娘に伝えることなく、とても残念です。 事件から2年が経ち、共犯者の裁判がありましたが、助けられず後悔の念が深まる日々。見るものすべてが娘に。身を裂かれるような感覚。写真も見ることができず。娘の部屋の匂いは完全に消え、この世にいないとわかっていても娘に触れたいとの思いが日々強まっています。 娘が土下座させられ、暴行され、突き落とされて、絶望にさいなまれています。全裸で土下座させられている動画や欄干に座らされている動画を見せてもらいました。言葉を失いました。怯えた細い声、そのような娘とは対照的に、被告の侮辱しきった様子、何を思えば残忍卑劣なことができるのか、強い憤りで震えました。傍聴席でその声を聞きました。あの映像がよみがえり、涙をこらえられませんでした。ズキっと胸が痛くなります。 女子高校生は思いやりあふれた、友達がたくさんいて、翌日はライブに行く予定で、保育の学校のオープンキャンパスを楽しみにしていました。私たち家族だけでなく、愛してくださった周りの人にも…。凍りつく寒さのなか、17歳の未来が絶たれたこと、どれほどの苦しみを負わせたことを被告人に理解できますでしょうか。

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