認知症の女性にマンション契約結ばせ300万円超詐取か 男2人を逮捕 被害者を郵便局に連れて行き振り込みさせる様子も

認知症の80代女性にマンション一室の購入契約を結ばせ、現金300万円余りを振り込ませた疑いで男2人が逮捕された。 「イット!」は高齢の親族が同様の被害に遭った複数のケースを取材した。 ◆認知症女性とマンション契約、300万超振り込ませたか 認知症や認知症の疑いのある高齢者の判断能力の乏しさにつけ込み、マンションなどの不動産を売りつけられる被害が相次いでいる。 親族が被害に遭った人(今回の事件とは無関係): (親族から)通帳を見せられて「これなんだと思う?」って。 何か物件買ったことになっているよね?って私が言ったら(親族は)「買ったつもりはないよ」って。 こうした事案と同様のケースなのか。 不動産会社の元社員ら2人の男が警視庁に逮捕された。 準詐欺の疑いで逮捕されたのは、元不動産会社社員の富塚健二容疑者(40)。 そして東京・江戸川区の会社員、村井謙太郎容疑者(48)だ。 富塚容疑者らは2024年2月、都内に住む認知症の80代の女性にマンション一室の売買契約を結ばせ、現金300万円余りを振り込ませた疑いが持たれている。 事件は、80代の認知症女性の親族からの110番通報で発覚した。 被害者親族の通報内容: 詐欺に遭いました。親族が308万円を振り込んでしまった。 この被害者の自宅には不動産の契約書類が投函されていて、書類には本人の印鑑が押されていた一方、被害者本人にはその認識がなかったという。 そして近所にある郵便局の防犯カメラには、容疑者らが被害者を郵便局に連れ、振り込みの手続きをする様子が記録されていた。 今回逮捕された2人のうち、富塚容疑者については、認知症の男性に約2000万円のマンション購入契約を結ばせるなどして、これまで千葉県警に2度逮捕されていた。 ◆別被害では1600万円振り込みの証言も 認知症などの高齢者が狙われるケースは他にもあった。 2023年にマンション契約を結ばされる被害に遭った、認知症高齢者の親族だという別の女性は、通帳を見せられ驚いたという。 親族が被害に遭った人(今回の事件とは無関係): 1000万円と600万円の振り込み履歴だったんです。 何これ?って聞いたら「わからないの」って。 本人の自覚がないまま、インターネットバンキングで合わせて1600万円を振り込んだという。購入したという物件はどんなものだったのか。 親族が被害に遭った人: 前の所有者さんは130万円で売ってるんですね。(親族は)1600万円で買っている。 この認知症高齢者の自宅には、保険代理業を自称する人物が出入りしていたことを後で知ったという。 元埼玉県警の佐々木成三さんは、こうしたケースが増えていると指摘する。 元埼玉県警・佐々木成三氏: 認知症の方をターゲットにすると、契約内容を失念するというのが多いので、かなりしつこく強要めいて契約を結ぶ。録画機能がついてるドアホンといったツールは必要。 今回逮捕された2人は、警視庁の調べに「会社から正規な仕事を受けていた」などと話し、容疑を否認しているという。 (「イット!」6月19日放送より)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする