偽の警察官にビデオ通話で“警察手帳”を見せられたうえ、検事を騙る男にスマートフォンの画面を共有した状態でネットバンキングを操作した高知市の40代男性が、999万円をだまし取られていたことがわかりました。 高知県警によりますと、6月10日、高知市の40代男性の携帯電話に“高知県警の警察官”を騙る男から「兵庫県警の依頼を受けて電話している」などと着信がありました。 そして電話は“兵庫県警の警察官”を騙る男に代わり、男性は「あなたのキャッシュカードが振り込め詐欺に使われていて、詐欺に加担しているのではないかと疑っている」「預金を確認する必要がある」などと言われました。 そして、電話の相手とのやり取りはSNSへと移り、ビデオ通話に映った相手の男は警察官の制服のような服を着ていたほか、「逮捕状」や「警察手帳」のようなものを見せてきたということです。 その後、“検事”を騙る男から連絡があり、「SNSの画面共有機能の使用」を指示され、指示に従った男性はスマートフォン上で、保有する口座や残高などの情報を相手に確認されました。 そして“検事”を騙る男は「私の指示に従えば逮捕されない」などと言い、男性のスマートフォンの画面を共有した状態で、ネットバンキングを操作するよう指示し、「逮捕され、周囲に迷惑をかけてはいけない」と思った男性は、言われるがままにネットバンキングを操作して、999万円を送金してしまったということです。 高知県内では2026年に入り、特殊詐欺による被害が73件発生していて、被害額はおよそ5億2442万円にのぼっています。 県警は「警察官がSNSを介して連絡したり、送金を要求したりすることはない」と注意を呼びかけています。