【ロンドン=黒瀬悦成】チャールズ英国王とウィリアム皇太子は25日、自身の納税額を公表した。英王室によると、国王が納税額を公表したのは初めて。 王室は、国王の弟のアンドリュー王子が逮捕された問題を機に、財政に関する情報開示が不十分だと批判されている。 王室は、公表は国王の意向に基づくもので、「透明性を確保する取り組みの一環」として実施したと説明している。 王室が25日発表した2025年度の年次財政報告書の概要によると、国王は22年9月の即位以降、3000万ポンド(約64億円)を超える税金を納めた。23年度の納税額は1170万ポンド、24年度は1290万ポンドだった。 英下院図書館によると、歴代君主と皇太子には所得税や相続税、株や不動産などの資産の売却益に対するキャピタルゲイン税を支払う義務はない。ただ、1993年から当時のエリザベス女王とチャールズ皇太子が自主的に所得税などを納めるようになり、現国王と皇太子も踏襲している。 ウィリアム皇太子は23年度に834万ポンド、24年度に776万ポンドを納めた。皇太子になってからの納税額は合計2000万ポンド以上になるとしている。