京都府南丹市で今年4月、小学生の安達結希さん(当時11歳)が遺体で見つかった事件。その後、継父の男性が逮捕され、殺人と死体遺棄の疑いで起訴された。 結希さんが「本当のお父さんじゃない」と口にしたことが引き金になったと報じられ、SNSでは「連れ子のいる再婚は危険」「養父・継父は危ない」といった言説が広がった。 だが、血のつながりの有無だけで、この事件やステップファミリー全体を語ってよいのだろうか。 ステップファミリー研究者で、当事者支援組織「SAJ」の運営委員もつとめる大阪産業大学の菊地真理教授は、継親や継子、同居親、別居親ら多くのインタビューを重ねてきた。 菊地教授は「ステップファミリーにも多様なかたちがあることを理解してほしい。初婚の家族をなぞらない家族観を肯定すること。そのための制度改革と支援の充実が必要だ」と訴える。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎)