2度逮捕された「はま寿司」迷惑行為男は“俺からお金取れないから”…賠償請求すら効かない「失うものがない人」への対処法とは

二度目の逮捕に、驚きとあきれの声が広がった。 7月6日、大手回転ずしチェーン「はま寿司」の店舗でしょうゆボトルの注ぎ口を指でぬぐってなめる様子などを撮影し、TikTokに投稿したとして、無職の新西悠太容疑者(43)が威力業務妨害の疑いで逮捕された。 新西容疑者は6月2日にも「はま寿司」の別店舗で、レーン上の寿司に洗剤ボトルに入った液体をかける動画をSNSに投稿して逮捕され、罰金50万円の略式命令を受けたばかり。今回の逮捕容疑となった動画は、その処分直後の6月末に撮影・投稿されたものだった。 はま寿司を運営するゼンショーホールディングスによると、同社では投稿を確認後すぐに被害店舗と撮影日時を特定し警察に被害届を提出、店舗では全テーブルのしょうゆボトルを交換した。お客様相談窓口へは動画を見た人などから十数件の問い合わせがあったという。 「短期間のうちに再び同様の事案が発生したことに、強い憤りを感じております」(同社広報) 同社は民事上の賠償請求をするかどうかについては「未定」としているものの、過去には別の回転すしチェーンが同様の迷惑動画投稿者に対し、6700万円の賠償請求をしたこともある(調停成立により訴えを取り下げ)。 今回の新西容疑者も巨額請求される可能性はあるが、ネット炎上事例などについて詳しい国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一教授は、こうした配信者にとっては逮捕や罰金、賠償請求すら抑止力にならないと指摘する。 「一部の投稿者にとっては、逮捕されることすら注目を集めるための『実績』になっています。また、刑事罰や民事上の請求は多くの人には抑止力として機能しますが、『失うものがない』人には十分に機能しません。今回の件も本人が賠償について『自分からは取れない』という主旨の発言をしたと報じられています。さらに、注目という報酬は投稿直後に得られる一方、処罰は時間がかかり、それも不確実です。対策にはペナルティーを強めるだけでなく、注目という報酬を与えない仕組みづくりも必要でしょう」 山口教授が言うように、新西容疑者は6月25日のライブ配信の中で賠償金について触れ、「俺からお金取れないから」と発言したとされており、民事訴訟を恐れている素振りはない。また、二度目の逮捕となった今回も「動画の再生数を伸ばしたかった」などと供述しているというから、再生数こそが“報酬”なのだろう。

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