海外オンラインカジノで賭博させた疑い 決済代行会社の9人逮捕

海外のオンラインカジノで客に賭博をさせたとして、埼玉県警は15日、東京都渋谷区の決済代行会社「TENMEI」元幹部、鈴木雄太容疑者(36)=東京都中野区=ら男女9人を常習賭博の疑いで逮捕した。同社側には、多数の客から計約3400億円の賭け金が入金されていた。県警は、同社が集金業務を担当し、報酬として最大100億円の利益を得たとみている。 海外のカジノ業者に利用客が直接賭け金を送るのは難しく、代行業者が金額に応じてカジノで使えるポイントを付与し、ポイントに応じた払い出しをするケースが多い。ただし刑法は、公営ギャンブル以外の賭博行為を禁じており、海外のオンラインカジノサイトでも国内から接続して賭博をすれば違法となる。 9人の逮捕容疑は2025年1~4月、客6人に44回にわたり海外のオンラインカジノで賭博をさせたとしている。県警は9人の認否を明らかにしていない。客6人は単純賭博の疑いで書類送検された。 県警によると、容疑者らはSNSで口座の名義人を有償で募集し、架空法人の口座を開設。少なくとも500口座を管理し、客に入金させた賭け金で購入したポイントで賭博をさせていた。19年ごろから計約3400億円が入金され、カジノ業者側へ送金。各業者から1~3%程度を報酬として受け取ったとみられる。 県警は、カジノ業者とは別の複数の人物が鈴木容疑者に対し、秘匿性の高い通信アプリで指示を出していたとみている。これらの指示役は海外に滞在しているとみられ、県警は全容解明を進める。【福田真緒、板鼻歳也、遠藤龍】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする