カンボジアで特殊詐欺の「かけ子」をさせるため暴力団幹部らが女性を連行したとされる事件で、岡山県警組織犯罪対策1課と岡山西署は16日までに、他にも女性を連行しようとしたとして、国外移送目的誘拐未遂と恐喝未遂の疑いで岡山市北区、特定抗争指定暴力団池田組幹部の男(52)=国外移送目的誘拐罪などで起訴=ら2人を再逮捕した。 他の再逮捕者は同市中区、無職の女(28)=国外移送目的誘拐容疑などで逮捕、処分保留で釈放。 再逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し2025年9~10月、30代女性=岡山県南部=に対し「急きょカンボジアに行ってもらうことになった」「パスポートの準備をして」と告げ、国外に連行しようとした。同年11月~26年2月にはカンボジア行きを拒否した女性から違約金名目で140万円を脅し取ろうとした疑い。認否を明らかにしていない。 県警によると、両容疑者は女性と面識があり「カンボジアでは日本語を教えたり事務の仕事をしたりする」「半年働いて700万円稼いた」とうその説明をして勧誘していたといい、詳しい手口の解明を進める。 これまでの捜査では、男が経営に関与する飲食店の従業員らを標的にしていたことが判明。男は匿名・流動型犯罪グループ(匿流)のメンバーで、カンボジアの詐欺グループに実行役を送り込む「リクルーター」とみて調べている。 両容疑者は20代女性に対する国外移送目的誘拐容疑などで6月3日に逮捕、別の20代女性と30代女性への国外移送目的略取・誘拐容疑などで同24日に再逮捕された。