上場装い680万円詐取疑い…茨城の会社代表(41)を逮捕、被害者「だまされた人は大勢」と怒り

川棚署などは14日、自身が代表を務める会社が上場間近だと装い株式取得を勧め、長崎県内の4人から現金計680万円をだまし取ったとして、茨城県日立市、会社役員男性容疑者(41)を詐欺の疑いで逮捕した。男性容疑者は情報処理サービス会社「メタモ」代表取締役。捜査関係者によると、現在別件で起訴勾留中。黙秘しているという。 逮捕容疑は、事情を知らない勧誘役2人を介して2020年12月下旬、長崎県東彼波佐見町と諫早市の当時60~70代の男性4人から計680万円をだまし取った疑い。「会社が上場予定」などとうそを言い、関連会社の株価が大幅に上昇すると誤信させていたという。 同署などによると、4人は知人同士で、株の購入を勧めるセミナーに参加するなどしていた。一人当たり70万~300万円分の株を購入。男性容疑者との面識はない。同署は24年9月に4人からの告訴を受理し、捜査していた。 福岡、長崎両県警は昨年11月、無登録で株の購入を勧誘したとして金融商品取引法(金商法)違反容疑で男性容疑者ら3人を逮捕。その後、男性容疑者は同12月に詐欺容疑で再逮捕され、福岡地検が起訴した。金商法違反容疑は3人とも不起訴処分だった。 被害者の70代農業男性は昨年11月、本紙の取材に応じ、勧誘役の2人に「何十倍にもなる株」などと言葉巧みに勧誘されたことを明かしていた。2人からの資金回収を求め、長崎地裁佐世保支部に提訴したが「弁護士から出資したお金が戻ることは極めて困難と言われた」という。悔しさをにじませながら「だまされた人は自分以外にも大勢いる」と怒りをあらわにした。

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