買う金「体で稼げば」 高1少女に睡眠薬販売疑い 24歳再逮捕

東京・歌舞伎町(新宿区)の「トー横」で知り合った高校1年生の少女に睡眠薬や抗不安薬計420錠を売ったとして、警視庁少年育成課は24日、住所不定の無職、井上翔太被告(24)を麻薬取締法違反(営利目的譲渡)容疑で再逮捕したと発表した。少女は薬の過剰摂取(オーバードーズ、OD)目的で薬を買うために歌舞伎町で路上売春をしていたという。 逮捕容疑は5月3日、歌舞伎町で高校1年生の少女(16)に睡眠薬と抗不安薬200錠を9万円で販売。9~11日にも220錠を10万円で売ったとしている。容疑を認めている。 ◇自ら少女をクリニックに連れていき… 警視庁によると、井上容疑者は別の14歳の少女を都内のクリニックに連れて行き、睡眠薬の処方を受けさせていた。こうして入手した薬を歌舞伎町で転売していたとみられ、今回の少女を含む14~20歳の女性5人にOD用に薬を渡していた疑いがある。 逮捕は3回目で、14歳の少女らに対する不同意性交等罪や売春防止法違反などで起訴されている。 ◇「金がないなら体を売れば」 歌舞伎町ではODが常態化しており、薬の依存から抜け出せない若者が後を絶たない。井上容疑者は周囲に「いのっち」と名乗り、ODをする少女らに「薬を買う金がないなら体で稼げばいい」と売春を勧めていた。 調べに対し「友人から『手軽に金を稼げる』とすすめられて始めた」「薬を売ってもそこまで利益はない。今後は足を洗う」と供述しているという。 井上容疑者は今回の逮捕前、毎日新聞の取材に「僕はODをする子を助けている。(薬を売ったかは)差し控える」と話していた。【洪玟香】

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