人口が減る三次市南部、空き家狙いの窃盗30件以上 監視行き届かず防犯カメラ設置の動きも

広島県三次市南部で今年に入り、空き家の金品が狙われる盗難被害が相次いだ。民家や店舗がまばらな周辺部では、地域住民による監視が行き届かず、防犯カメラもほとんどない。人口が減る中、犯罪抑止などに生かそうと、甲奴町では住民がカメラを独自に設置。安心安全な地域づくりを目指す。 甲奴町では近年、町内の高齢者が行方不明になったり、不審者に子どもが付きまとわれたりした事案に加え、空き家での盗難被害も発生。町振興協議会連合会は昨年11月から独自にカメラの設置を進め、7月末までに計5台を整備した。 同じく南部の三和町でも2~5月、空き家を狙った盗難被害が30件以上相次いだ。県警は7月初旬、町内の空き家に侵入して約1万円相当の仏鈴を盗んだとして男2人を邸宅侵入と窃盗の疑いで逮捕。その後2人は起訴された。他の窃盗にも関与した疑いがあり、関連を調べている。 両親が住んでいた空き家が被害に遭った広島市内の40代男性は「また狙われるのではないかと不安。町から人は出て行くばかりで、個人での対策にも限界がある」と下を向く。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする