「ICCは決して負けない」、ICC(国際刑事裁判所)の赤根智子所長がアメリカ政府による制裁発表後、初めて記者会見し、決意を語りました。 ICC・赤根智子所長: ICCは決して負けません。正義は常にこれと対極にあるものに優越する、いや、優越しなければならない。その信念を貫きます。 アメリカ・トランプ政権による制裁の発表から1週間。 ICCの赤根智子所長が、本部があるオランダ・ハーグからオンラインで記者会見を行いました。 ICC・赤根智子所長: 日本人として世界の法の支配に貢献するICCをさらに発展させるべく、内外の業務に取り組んできました。私には制裁を受けるような理由は全くないと断言できます。 ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を出したことなどに反発し、ICCの解体をも公言するトランプ政権。 赤根所長は、ICCは中立・公正に捜査や裁判を行っているとして制裁に反論。 できる限り抵抗する、押しつぶされることはないと強調し、「重大な国際犯罪の被害者にとって、ICCは最後の希望でもあります。ICCに対する制裁は単にICCのみの問題ではなく、まさに法の支配の危機として捉えていただきたいと思います」と訴えました。 一方、制裁による自身への影響については「すでにクレジットカード等については使えなくなっております。(メールの)アプリなどもアメリカ関係のものは使えなくなるのではないかと思っています」と話しています。 日本政府に期待することについては「(アメリカの)同盟国として、ICCの重要性やその正当性について日本の見解を述べて、良い意味での対話を続けて、米国のさらなるエスカレートした行為につながらないようにしていただけると確信している」と述べました。 また、各国と連携してICCを支え、加盟国が脱退しないよう働きかけてほしいと求めました。