「神奈川にいる」家族にメッセージ 殺人容疑の男、生存偽装か 女子高生遺体

愛知県一宮市の民家で、東京都葛飾区の高校生加藤和華さん(16)の遺体が見つかった事件で、加藤さんのSNSアカウントから家族宛てに「神奈川に来た」などとメッセージが送られていたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。 愛知県警は、殺人容疑で再逮捕した住人の江口真先容疑者(21)が殺害後に生存を装ったとみて調べている。 捜査関係者によると、加藤さんのSNSアカウントから事件当日の3月29日、母親に「神奈川に寄ってから帰る」などと複数回、メッセージが送信されていた。「神奈川に来た」との記述もあったが、スマートフォンの位置情報は一宮市内を示していた。 一宮署によると、加藤さんは2021年ごろ、オンラインゲームで江口容疑者と知り合い、関東地方で会うこともあった。事件前日の28日から2泊の予定で江口容疑者宅に滞在していたが、29日午後には音信不通となった。心配した母親が警視庁に相談し、県警が31日に江口容疑者宅を捜索しクローゼットから遺体を発見した。 江口容疑者は、3月29日午前11時~午後2時ごろ、一宮市内の自宅で加藤さんを刃物で刺殺した疑いで再逮捕された。

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