風俗スカウト集団のリーダー、8回目の逮捕 犯罪収益の隠匿容疑

性風俗店に女性を違法にあっせんし、その紹介料である「スカウトバック」を隠したとして、警視庁は、スカウトグループ「アクセス」のリーダー遠藤和真容疑者(33)=東京都新宿区=を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)容疑で再逮捕し、23日に発表した。「弁護士が来てからお話しします」と供述しているという。 同庁は、ホストクラブの売掛金などを抱えた女性らを売春目的で性風俗店にあっせんし、その犯罪収益を吸い上げていたとみて、グループの実態解明を進めている。 逮捕は22日。保安課によると、遠藤容疑者は2024年11~12月、全国のソープランドなど8店舗に性的サービスをさせることを知りながら違法にあっせんし、店舗側に27人分のスカウトバックとして現金149万円を6回にわたってバーチャルオフィスへ発送させて隠した疑いがある。スカウトバックは、女性の売り上げに応じた額を紹介料として支払うものという。 ■「警察関係が厳しく・・・」支払い方法を指示か 遠藤容疑者は店舗側にSNSで「警察関係が厳しくなっていまして、履歴が残りやすい振り込み入金は避けてほしい」などと要求。現金は、バーチャルオフィスの私書箱へ郵送され、最終的に遠藤容疑者に渡っていた。 遠藤容疑者はこれまでに、売春を目的と知った上で女性を性風俗店に紹介したなどとして、職業安定法違反(有害業務の紹介)容疑で7回逮捕されている。(太田原奈都乃)

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