マカオ治安警察局は4月22日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設ホテルで拾ったゲーミング(カジノ)チップを届出せずに着服したとして中国人(中国本土居民)の男(40代)を逮捕したと発表。 同局の発表によれば、同月18日午前、30代の男性からホテルのレセプションで手続きをした後、額面1万香港ドル(日本円換算:約18.3万円)のゲーミングチップ1枚がなくなっていることに気づいて探してみるも発見に至らず、何者かが拾って持ち去った可能性があるとの通報が寄せられたとのこと。 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムやホテルの監視カメラ、通報者提供の情報をもとに捜査を進め、容疑者の男を特定。同日夕方、男を新口岸地区にあるホテル内で発見・逮捕に成功したという。 男は同局の調べに対し、出来心でゲーミングチップを拾い、そのゲーミングチップについてはカジノで使い、勝って2000香港ドル(約3.7万円)を得たなどと供述。同局では、この男を刑法第200条の拾得・発見物不当占有罪で検察院送致するとした。 最近、マカオでは同様の拾得・発見物の着服事案がしばしば発生している。