無人営業の会員制スポーツジムなどで利用客の現金を盗んだとして、京都府警少年課などが8日までに、京都市内の少年2人を窃盗の疑いで逮捕していたことが、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、少年らは共謀し、昨年秋から冬にかけ、京都市内にある24時間無人営業の会員制スポーツジムなどで、鍵のない荷物棚から利用客の現金や衣類などを盗んだ疑いが持たれている。京都府内では昨年、数十件の被害が確認されているという。 捜査関係者の説明では、少年らは会員制のスポーツジムのQRコードを使い回し、ジム施設に侵入。他の利用客が施設内にある鍵のない荷物棚に置いていた現金や衣服を盗んでいたとみられるという。 この事件に絡んで、大阪府警も8日までに、大阪の無人営業型スポーツジムで利用客のかばんを盗んだとして、窃盗容疑で男1人を逮捕した。両府警は、少年らと男が共謀して無人のジムを狙った犯行を繰り返していたとみて調べている。