服役終え、出所直後に「泥棒始めた」 窃盗未遂容疑で86歳男を逮捕 捜査員が顔覚え追跡

住宅に侵入して金品を盗もうとしたとして、警視庁捜査3課は8日、住居侵入と窃盗未遂の疑いで、住所不定、無職、村田実被告(86)=住居侵入未遂と器物損壊の罪で起訴=を再逮捕した。調べに対し、「刑務所から出た日に競馬でお金を使い果たしてしまい、泥棒を始めた」と容疑を認めている。 再逮捕容疑は4月15日午後8時半ごろ、東京都大田区在住の男性(26)が住むアパートに窓から侵入し、部屋を物色して金品を盗もうとしたとしている。 捜査3課によると、同月4日以降、武蔵野署管内で相次いだ空き巣事件で村田容疑者が浮上。容疑者の顔の特徴などを記憶して探す「見当たり捜査」で17日に東京・新宿近辺で村田容疑者を発見し、追跡した。電車で神奈川県藤沢市内まで移動し、住宅に侵入しようとしたところを捜査員が取り押さえた。 村田容疑者は20代のころから窃盗を繰り返していたといい、常習累犯窃盗の罪で約3年間の服役を終え、出所した直後に犯行に及んでいた。 東京、埼玉、神奈川の1都2県で集合住宅の1階を狙った計35件の窃盗や器物損壊などの事件が発生しており、関連を調べている。

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