裁判所にうその書類 銀行の凍結口座から約5000万円を送金させたか 男3人を逮捕 3人は“約42億円のマネーロンダリング”で既に逮捕・起訴

裁判所にうその書類を提出し、銀行に凍結された口座から現金を送金させた疑いで男3人が逮捕されました。 有印私文書偽造などの疑いで逮捕されたのは、吉原秀明容疑者(44)、吉井一旗容疑者(53)、高橋一幸容疑者(47)の3人です。 警察によりますと、吉原容疑者らは去年6月から8月までの間に裁判所にうその書類を提出し、凍結された口座から現金およそ5000万円を銀行に送金させた疑いがもたれています。 吉原容疑者らは、高橋容疑者の会社におよそ5000万円の貸付金があるとするうその書類を裁判所に提出し、現金などを差し押さえる命令を出させ、銀行に現金およそ5000万円を送金させたということです。 凍結されていた口座は、高橋容疑者が代表を務める会社名義のもので、オンラインカジノの賭け金のマネーロンダリングに使われていたとみられていますが、去年、銀行に凍結されていました。警察は3人の認否を明らかにしていません。 裁判所にうその書類を提出し、凍結した口座から現金を送金させる手口での逮捕は、全国で初めてとみられています。 警察は、3人が同じ手口で犯行を繰り返していた可能性もあるとみて、余罪についても調べています。 3人はこれまでにオンラインカジノへの賭け金など、およそ42億円を管理する複数の口座に移して資金洗浄した疑いで逮捕・起訴されています。

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