アルバカーキ、ニューメキシコ州、5月13日 (AP) ― 米西部ニューメキシコ州で最大の人口を抱えるベルナリオ郡保安官事務所は、2人の子どもの武装解除を支援、致命的な銃撃戦になりかねなかった事態を未然に防いだとして、同事務所のドローンの取り組みを高く評価している。 同保安官事務所は最近、7歳と9歳の兄弟との緊迫したにらみ合いの模様を撮影したドローン映像を公開した。にらみ合いのなかで2人のうち1人が拳銃を構えて、引き金を引いたが誤作動した。 警察官は兄弟に銃を地面に置くよう繰り返し説得する中で、ゴム弾を発射。子どもの注意が逸れたすきに踏み込んで、銃を取り上げた。 ドローンは、警察官がリアルタイムで状況を把握するための重要な視点を提供し、迅速かつ安全に兄弟を確保することを可能にした。 刑事告発はされていない。 その代わり、警察は2月の出来事以来、一家がトラウマ・セラピー、医療サービス、行動支援を受けられるよう取り組んできた。 この事件が発生する以前、保安官事務所からは兄弟と家族の問題を処理するため、少なくとも50回はこの家に呼ばれていた。 この事件は、少年犯罪、精神衛生、公共の安全が複雑に絡み合っていることを示しているが、ニューメキシコ州では、このような若年層による凶行事件が多発している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)