船越英一郎、特殊詐欺根絶へ帝王学「ドラマ脚本で思いつかないほど巧妙」 SOS47新メンバー就任

俳優の船越英一郎(64)、的場浩司(56)、山田純大(52)がこのほど、都内で特別防犯支援官の委嘱式に出席し「ストップ・オレオレ詐欺47(SOS47)~家族の絆作戦~」のプロジェクト新メンバーに就任した。 警察庁の特別防犯対策監を務める歌手で俳優の杉良太郎(80)の呼びかけで、18年9月に発足した芸能界の有志によるプロジェクトチーム「SOS47」。結成以来、「オレオレ詐欺」に代表される特殊詐欺根絶のための知識と防止策に関する広報や啓発活動を全国で展開している。 刑事ドラマに数多く主演し、「サスペンスドラマの帝王」の異名を持つ船越は「今回は大変な重責をたったいまお預かりしました」と責任を実感。「昨今の特殊詐欺は、ドラマの脚本では思いつかないほど巧妙に、そしてはるかに残酷になってきている。特殊詐欺犯罪は遠い世界の出来事ではない。いつ被害に遭ってもおかしくない。ドラマの世界ではなく、より近い存在として声を届けたい。私も皆さんと同じように学び、知り、共に立ち向かっていきたい」と意気込んだ。 式典の前日に特殊詐欺の国際電話がかかってきたという的場は「こういう立場を頂き、本当に思うのは、『特殊詐欺の被害を減らしたい』という気持ち。被害の大きさを思い知りました。その方々の被害を減らすべく、微力ながら全力で頑張らせてもらいます」と気合十分。今後は個別訪問や防犯講習会で、具体的な対策を訴えていくことになる。「国際電話利用の休止を訴えたい。詐欺の電話の6割が国際電話。それがかかってこなければ、詐欺電話の危険から大きく遠ざかれる」と呼びかけた。 偽装された警察手帳や逮捕状を使うなど、昨今の特殊詐欺は巧妙化し、若い世代も被害に遭っている。山田は「このお話を頂く前のつい先日、よく行く飲食店の大将と奥さんの会話で、『最近、詐欺みたいな電話がかかってくる』と聞こえてきた。こんな身近な所にも特殊詐欺があるのかと驚かされた瞬間だった。この大役を任されたので、お節介と思われても声がけをして防犯に努めたい。とにかく、自分だけはだまされないと思うことからやめてほしい。身近に詐欺はあります」と意気込んだ。

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