訪問販売会社「VISION」などによる「USBメモリー」の預託商法をめぐる事件で、警察は新たに男女2人を詐欺の疑いで逮捕しました。 詐欺の疑いで逮捕された東京都足立区の自営業・小池勝容疑者(63)は、ほかの関係者らと共謀し「USBメモリーを購入すれば、第三者にレンタルして、購入代金を上回るレンタル料を支払う」などと嘘を言い、宮崎県の公務員の女性から現金およそ1億3700万円をだまし取った疑いがもたれています。 この他に、小池容疑者は、大分県中津市の無職・伊高真由美容疑者(60)などと共謀し、同様の手口で熊本県に住む女性から現金およそ1300万円をだまし取った疑いがもたれています。 警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。 一連の詐欺事件をめぐっては、2021年に消費者庁からの告発を受け広島県警などが合同で捜査。 被害者は43都道府県で2万人、被害総額は1800億円を超えるとみられています。警察はほかにも共犯者がいるとみて、捜査を続けています。