違法に事業への出資を募ったなどとして投資会社の代表だった男が逮捕された事件で、男が少なくとも2億円を超える出資金を集めていたことが新たにわかりました。 投資会社「シーキング・アルファ・キャピタル・マネジメント」の元代表、福嶋崇容疑者(52)は2021年から1年間、国の登録を受けていないにも関わらず、大阪府内に住む男性らに対し、事業への出資を募るなどした疑いがもたれています。 福嶋容疑者はインターネット上の仮想空間「メタバース」関連の事業で、「高配当が得られる」とうたっていて、警察への取材で、少なくとも全国の40人から2億円を超える出資金を集めていたことが新たにわかりました。 配当は途中から支払われなくなり、元本が返還されない出資者もいて、福嶋容疑者は調べに対し、「元本を保証するという説明はしていません」などと容疑を一部否認しているということです。