崩落ビルは「建築基準違反」 中国系業者幹部らに逮捕状 タイ

【バンコク時事】ミャンマー中部を震源とする地震の影響で隣国タイで建設中の高層ビルが崩落した事案を巡り、タイ警察は15日、安全基準に満たない建物を造って人を死亡させた疑いで、中国国有企業の現地法人幹部ら17人の逮捕状を取得した。 崩落原因については「エレベーターの昇降路の位置が建築基準に違反し、資材の強度も不足していた」と結論付けた。 警察によると、設計段階でエレベーターの昇降路を建物の中心に置くという基準に従わず端に配置したため、地震の揺れで昇降路の壁と柱が崩れて建物全体が倒壊。コンクリートや鉄筋の強度も基準を満たしていなかった。 タイ大手建設会社の幹部や設計図に署名した技術者らにも逮捕状が出た。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする