モペットを「アシスト自転車」と虚偽表示 容疑で販売会社社長を逮捕 神奈川県警

ペダル付き電動バイク「モペット」を、ナンバープレートなどが不要な「電動アシスト自転車」と偽って表示しインターネットなどで販売したとして、神奈川県警交通捜査課は20日、不正競争防止法違反(誤認惹起〈じゃっき〉)の疑いで、自動車用品販売会社「オフィスケイ」(東京都板橋区)社長の名取正紀容疑者(45)を逮捕した。 捜査関係者への取材で分かった。 同社は海外からモペットを輸入し、2021年ごろから少なくとも3種類を電動アシスト自転車と偽り、30万~80万円台でインターネットを通じて販売するなどしていた。同課は事件の全容解明を進める。 捜査関係者によると、同容疑者は22年3月~今年5月、モペットを電動アシスト自転車と偽って表示し、計約1000台を販売した疑いが持たれている。 同社が販売したモペットを巡っては、川崎市内で昨年6月、乗車していた男性が高齢女性と接触し重傷を負わせる事故が発生。男性はペダル付き電動バイクと認識していなかったことなどから虚偽表示が発覚した。同課が今年2月、同社本社と9都道府県にある支店11店舗を家宅捜索し、関係者への聴取などを進めていた。

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