無免許運転疑いで逮捕の53歳小学校教頭の男 6年前に免許取消となるも学校に報告せず通勤・出張で車を運転 久留米市教委が発表

福岡県久留米市の小学校で教頭を務める53歳の男が無免許運転の疑いで逮捕された事件です。 久留米市教育委員会は教頭の男が6年前に飲酒運転で免許取消になったことを報告せず、通勤や出張で運転を続けていたことを明らかにしました。 久留米市教育委員会・平田敬一 教育部長 「児童や保護者、地域の皆様の信頼を損なうものであり、あわせて市民の皆様の学校教育に対する信頼を失墜させるものでございまして、深くおわびを申し上げます」 久留米市内の小学校で教頭を務める樋口宏之容疑者(53)は、20日、久留米市合川町で乗用車を無免許運転したとして、警察に逮捕されました。 警察によりますと事件当時、樋口容疑者はコンビニエンスストアの駐車場で当て逃げ事故も起こしたとみられています。 小学校教頭の樋口容疑者の逮捕を受け久留米市教育委員会は20日、会見を開きました。 この会見で、久留米市教委は樋口容疑者が別の学校の教頭だった2019年12月に飲酒運転で摘発され、免許取消となったにもかかわらず、学校に報告せず、通勤や出張で運転を続けていたことを明らかにしました。 久留米市教委によりますと各学校では、校長が年に1回教職員の運転免許証を確認することになっていますが、樋口容疑者に対する確認の有無については不明で、市教委は「確認が不十分だっただろうと考える」と説明しています。 久留米市教委は今後、臨時の校長会を開いて免許証のチェックを強化するよう指導するとともに、学校と協議しながら児童のケアにあたるとしています。

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