タクシーの乗客の女性に性的暴行を加えたなどとして、警視庁が元タクシー運転手の男について、再逮捕する方針を固めたことが分かりました。 警視庁がきょう、不同意性交などの疑いで再逮捕する方針を固めたのは、元タクシー運転手の田中敏志被告（54）です。 田中被告は去年7月、自身が運転するタクシーに乗車した20代の女性に睡眠薬を飲ませて意識を失わせたうえ、女性の自宅で性的暴行を加えて、その様子をスマートフォンで撮影した疑いがもたれています。 田中被告のスマホからは、タクシーの車内や自宅などで乗客とみられる女性十数人にわいせつな行為をする動画や画像が見つかっていたということです。 田中被告は別の乗客の女性に睡眠作用のある薬を飲ませて現金などを奪ったとして、去年10月に逮捕されていたほか、去年12月には別の女性へのわいせつ行為でも逮捕・起訴されていました。