香川県内の宿泊施設で、男の子の裸の動画を販売目的で撮影したなどとして逮捕された徳島県の元幼稚園職員の男が、施設の立て看板を見て男の子らの宿泊を把握し、犯行に及んでいたことが新たに分かりました。 この事件は、2024年、香川県の宿泊施設の温泉浴場の男性脱衣所で、男子児童・生徒の裸を販売する目的で撮影したとして、徳島県美馬市の元幼稚園職員・鎌田裕樹容疑者(38)が児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで警察に逮捕されたものです。 警察によりますと、鎌田容疑者は、香川県と徳島県の温泉浴場の脱衣所4カ所を毎週のように訪れ盗撮を繰り返していたとみられていて、その後の香川県警への取材で、宿泊施設の歓迎用の立て看板に書かれた少年スポーツクラブの名称などを見て男の子らの宿泊を把握し、犯行に及んでいたことが新たに分かりました。 県警は、同じような手口の犯行を防ぐため、県内の宿泊施設でつくる県ホテル旅館生活衛生同業組合に対し、立て看板は、男の子らの宿泊が推測しづらい表記にするよう協力要請したということです。