象牙製品を「マンモス」などと偽って販売 容疑で象牙製品販売会社元代表ら逮捕

象牙を「マンモスの牙」などと偽ってインターネットオークションで販売したとして、警視庁生活環境課は不正競争防止法違反(誤認惹起(じゃっき)表示)などの疑いで、埼玉県草加市の象牙製品販売会社「醍醐象牙店」元代表、醍醐信昌容疑者(58)=同市氷川町=と同社役員ら男女計4人を逮捕し、3人を書類送検した。いずれも容疑をおおむね認めている。 象牙はワシントン条約や種の保存法で取引が規制されており、日本国内で販売するためには国への登録が必要。同課によると、店は登録を受けて実店舗や自社サイトでは象牙製品を正規に販売していたが、象牙売買を自主規制しているオークションサイトにも、規制対象でない「マンモス」「象牙風」などと偽って出品していたという。 醍醐容疑者は「オークションサイトはよく売れる。出品取り消しを逃れるためにマンモスとした」と話しており、サイトを通じて2年間で約4600件の取引を行い、計約1億9千万円を売り上げたとみられる。 逮捕容疑は令和4年10月~5年11月、オークションサイトで象牙製品を「マンモス」などと虚偽の表示で出品し、5回にわたり計約12万円で販売したなどとしている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする