警察官の逮捕が相次ぐ静岡県警 本部長が再発防止を指示「個人的資質と片付けられる問題ではない」

今年に入り、逮捕者が相次いでいる静岡県警で、警察署の組織運営を担う警務課長などを集めた会議が5日、開かれ、津田本部長が指導の徹底や再発防止を指示しました。 静岡県警では今年、裾野署の巡査長だった男が女性の下着を盗んだ窃盗などの疑いで、浜松中央署の巡査長だった男が詐欺の疑いで、それぞれ逮捕・起訴されています。また5月には、捜査書類に虚偽の内容を記載したとして浜松中央署の警部補の男が虚偽有印公文書作成の疑いで逮捕されました。 5日の会議には県警の幹部や県内の警察署の組織運営を担う警務課長、留置管理課長ら50人が集まり、津田隆好本部長が再発防止などを指示しました。 静岡県警・津田隆好本部長:「捜査書類の内容をゆがめることは、極めて深刻な人権侵害であると同時に、警察捜査を信用失墜させる由々しき事態であり、被疑職員の個人的資質と簡単に片付けられる問題ではありません。全ての警察職員に対し、適正捜査はもちろんのこと、指導教養を徹底し、再発防止対策に万全を期されたい」 津田本部長は他にも適正な報道対応や署内で留置された容疑者の適切な救急搬送などを指示しました。

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