MF佐野海舟、代表復帰初戦は64分間の出場…騒動経て即先発起用もチームは予選初黒星

◆2026年北中米W杯アジア最終予選▽第9戦 オーストラリア1―0日本(5日、パース) 日本はオーストラリアに0―1で敗れ、最終予選初黒星を喫した。8人が最終予選初先発を果たすなどフレッシュな布陣で臨んだがゴールを奪えず、終了間際に失点した。 * * * 佐野海舟が日本代表のピッチに戻ってきた。昨夏に不同意性交容疑で逮捕された後、不起訴処分を経て1年2か月ぶりの招集で即先発出場を果たした。 森保一監督の期待の表れとも言える起用だったが、持ち味を出す場面は限られた。オーストラリアが守備的布陣に勝機を見いだしたこともあり、長所のボール奪取力、デュエル(球際の攻防)力を発揮できた場面は少なかった。前線やサイドへの配給面では課題も見られ、後半19分にMF久保建英と代わってピッチを退いた。出場時間は64分間だった。 チームも後半45分に決勝点を奪われ、今予選を通じて初黒星を喫した。代表招集を受けて5月28日に実施した謝罪会見では「自分に対する賛否はもちろんあると思っているが、僕は日本サッカーのために戦うしかない。プレー、行動で示していく」と決意を述べていたが、チームを勝利に導くことはできなかった。

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