「このままでは逮捕される」警察官名乗る男からのニセ電話で660万円だまし取られる 「守秘義務がある」と口止めも 82歳女性が被害 福岡

警察官を名乗る男らからのニセ電話の内容を信じ、福岡市の82歳の女性が現金660万円をだまし取られていたことがわかりました。 東警察署よりますと4月上旬頃、福岡市東区の無職女性(82)の自宅の固定電話に「NTTです。料金の未納があり、固定電話が停止される」という自動音声の電話がありました。 女性がガイダンスに従って手続きをすると、携帯電話販売店を名乗る男につながり、「あなた名義の携帯電話のことで、警察が聞きたいことがあるそうです」などと言われました。 その後、警察官を名乗る別の男から電話があり「あなた名義で契約された携帯電話の件で、あなたに犯罪の容疑がかけられており、このままでは逮捕されることになる。私の言うとおりにすれば容疑が晴れて逮捕されない。あなたの資金を調査する必要がある。守秘義務があるので誰に言ってはいけない」などと言われました。 このため女性は4月16日から22日にかけて複数回にわたって現金合計660万円を引き出して、4月23日に男から指定された場所に現金を置き、だまし取られたということです。 警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに、「資金洗浄」「逮捕状」「犯人を逮捕したら」「資金調査」などの言葉が出たら電話をすぐに切るよう注意を呼びかけています。

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