女性保育士に対する殺人と死体遺棄罪、知人の男を起訴 仙台地検

宮城県岩沼市の海岸で4月、仙台市の保育士、行仕由佳さん(35)が遺体で見つかった事件で、仙台地検は6日、知人の岩沼市、無職佐藤蓮真容疑者(21)を、殺人、死体遺棄、銃刀法違反(刃物の携帯)の罪で起訴し、発表した。認否は明らかにしていない。 起訴状などによると、佐藤容疑者は4月12日午後7時45分ごろ~8時10分ごろ、岩沼市下野郷の海岸の防波堤の上で、正当な理由がないのにペティナイフ(刃体約12.5センチ)を所持し、行仕さんの右胸などを、そのナイフで数回突き刺し、心臓・大動脈損傷で失血死させたとされる。さらに、行仕さんの遺体を防波堤の上から、近くの砂浜の消波ブロックの隙間まで引きずって移動させ、放置したとされる。 捜査関係者によると、佐藤容疑者はこれまで否認や黙秘を続けていたが、一転して三つの罪を認めているという。 佐藤容疑者は4月に死体遺棄容疑で県警に逮捕され、5月に殺人容疑で再逮捕された。死体遺棄容疑について、仙台地検は処分保留としていた。(手代木慶)

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