男児死亡、車の中で息を引き取った5歳…保育園に通う次男 父逮捕、無理心中を図った疑い 直売所の駐車場で 車内にいた長男も負傷、小学生8歳 退院した父は無職34歳「1人で死ねないので、道連れにしようかと」

埼玉県熊谷市で2月、車両内で父親が息子2人と共に無理心中を図り、男児1人が死亡した事件で、熊谷署は16日、殺人と殺人未遂の疑いで、同市肥塚、無職の父親(34)を逮捕した。 逮捕容疑は2月14日午後10時50分ごろから15日午後0時55分ごろまでの間、同市津田新田の農産物直売所駐車場に止めた車両内で、練炭を燃焼させて無理心中を図り、保育園児だった次男=当時(5)=を急性一酸化炭素中毒で殺害し、小学生の長男(8)に一酸化炭素中毒の傷害を負わせた疑い。 同署によると、父親も一酸化炭素中毒で入院し、回復を待って逮捕した。長男は既に退院している。父親は「長男を負傷させ、次男を殺害したことは間違いない。1人で死ねなかったので、道連れにしようと思った」と容疑を認めている。同署で詳しい動機を調べている。 ■直売所の従業員「3人の意識がない」(以下、初報記事) 2月15日午後0時55分ごろ、熊谷市津田新田の農産物直売所の駐車場で、「車内の男性と子ども2人の意識がない」と男性従業員から119番があった。熊谷署によると、車内で同市の男児(5)が死亡していた。練炭が見つかっており、30代の父親が無理心中を図った可能性があるとみて、調べている。

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