自らが請け負った住宅の外構工事を巡り、代金を支払う意思がないのに一部の工事を別の会社に依頼して施工させたとして、新発田市の建築工事業の男(51)が18日に詐欺の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、男は2023年、新潟市江南区の住宅の外構工事を請け負った際、カーポートの施工工事を新潟市西区の建築会社に依頼。施工代金を支払う意思がないのに「施工後1週間以内に現金で支払う」などとうそをついてカーポートを造らせ、施工代金60万5000円分の不法の利益を得た疑いが持たれています。 また、男はこの工事に関連し、建築会社の担当者に「カーポートの資材を買い取るので、色を変更してほしい」などとうそをつき、去年1月、カーポートの資材(販売価格31万2400円)をだまし取った疑いも持たれています。 被害に遭った建築会社から「工事を請け負った者と連絡が取れない」と相談があり、警察が捜査していました。 警察の調べに対し、男は「だましたという認識はない」と容疑を否認していて、警察が男の動機などについて調べを進めています。