テレビ宮崎は6月20日、株主総会と取締役会を開き、新しい社長に榎木田朱美氏が就任した。女性アナウンサー出身の社長は、全国の民放局で初めてと見られる。榎木田新社長がアナウンサーとして取材してきた数々の現場を、テレビ宮崎のアーカイブ画像から振り返る。 榎木田朱美新社長は宮崎県日南市出身。1992年、テレビ宮崎にアナウンサーとして入社した。 1996年から18年間にわたって、「UMKスーパーニュース」など夕方のニュース番組キャスターとして長年活躍した。 この間、政治経済から災害報道まで、数々の現場で宮崎のニュースを取材してきた。 宮崎市で開催された2000年九州・沖縄サミット宮崎外相会合。 宮崎出身者がイラクで人質となった、2004年日本人ジャーナリスト拉致事件。 宮崎県内に未曽有の被害をもたらした、2005年台風14号。 2006年の官製談合事件に始まり、現職知事の逮捕、出直し知事選、そして東国原知事誕生と、宮崎のニュースの現場で数々の取材をしてきた。 その後2014年からは、週末のニュース情報番組「U-doki」を7年半担当。 高校生のキャリア教育イベント「UMK高校生フォーラム」ではプロデューサー兼MCを長年つとめた。現在も「ママテレ」などの番組出演を続けている。 女性アナウンサー出身の社長は、全国の民放局で初めてと見られる。 アナウンサーとしての仕事以外にも、テレビ宮崎の開局50周年事業を統括し、ドラマ「ひまわりっ〜宮崎レジェンド〜」の制作に貢献。 2025年4月には、宮崎市高千穂通の中心市街地にコミュニケーションスペース「&Labo」をオープンさせるなど、新たなコンテンツ開発にも力を注いでいる。 榎木田新社長は就任にあたり、「県民の皆様に喜びと感動を届けられるよう、良質なコンテンツを作り、地域と共に成長するメディアとして多角的なチャレンジを発信していきます」と抱負を述べた。 (テレビ宮崎)