浜松市の社会福祉法人「和光会」発注工事の入札を巡り、社会福祉法違反(収賄)の疑いで法人元業務執行理事の志賀口裕輔容疑者(47)が逮捕された事件で、静岡県は20日、入札や契約手続きの実態を調べるため法人に対し特別監査を実施すると明らかにした。 県警は18日、業者選定で便宜を図った見返りに275万円を受け取ったとして志賀口容疑者を逮捕。同法違反(贈賄)の疑いで、浜松市の建築設備工事会社elemate(エレメイト)の代表取締役成田裕之容疑者(48)も逮捕した。 県や県警によると、工事は法人が管理する高齢者福祉施設の部屋に仕切りを設置するもので、同社が落札した。