フジテレビ親会社 “最大の山場” 株主総会勝利も…大手スポンサー「CM再開は判断できない」株主総会では“オンラインカジノ”に関する質問も…【news23】

フジテレビの親会社で株主総会が行われました。新たな経営陣の選任が焦点となる中、社員が逮捕される事態にもなったオンラインカジノ問題への厳しい質問も飛びました。 ■社長謝罪に「誠意が伝わらない」 社員の逮捕・書類送検にも質問 フジ・メディアHD 金光修社長(退任) 「フジテレビジョンにおける一連の事案により、皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」 一部の株主 「誠意が伝わらない」 冒頭からヤジが飛んだフジテレビ親会社の株主総会。 会場には3300人以上の株主が参加したほか、関係が深い堀江貴文氏の姿もありました。 質疑応答では、経営陣への厳しい批判も飛び交ったといいます。 株主(会場内の発言) 「長年にわたりやってきた3〜40年の社歴の方がフジテレビの根底にある『上納』というような極めて深刻な人権侵害にどっぷり染まっていると言わざるを得ないのでは」 さらに、オンラインカジノ問題で、社員が逮捕や書類送検されたことについても質問があったといいます。 捜査関係者によると、常習賭博の疑いで逮捕された鈴木善貴容疑者(44)は「去年9月からの8か月間で、賭け金の総額は3億円くらいだった」などと供述しているということが新たにわかりました。 株主(会場内の発言) 「鈴木容疑者は社内調査に虚偽の説明をした。もう一度再調査を徹底してやって、仮にコンプライアンスに違反しているような従業員がいたら懲戒解雇にするとはっきり明言していただきたい」 フジ・メディアHD 清水賢治専務 「新たな事実が出てきたことにより、改めて厳正な処分を会社としては考えております」 株主として総会に出席していた堀江氏は… 堀江貴文さん 「僕の話も株主の人がしてくれて、堀江さんと連携するつもりはあるのか、協業することはあるのかみたいな、それは『否定しません』と清水さん言ってましたので」 ■大株主提案は選ばれず 新たな経営陣が選任 一方、最大の焦点は、「新たな経営陣の選任」です。 フジ・メディアHDは、社長候補の清水賢治専務を除いて、これまでの経営陣は全員退任し、11人を取締役候補に提案。賛成多数で全員選任されました。 対する大株主のファンド「ダルトン」は、12人を独自に提案していましたが、ひとりも選ばれませんでした。

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