今年1月、SNSで知り合った17歳の少女に車の中で睡眠導入剤を混ぜた栄養ドリンクを飲ませ、少女が眠ったことに乗じて性的暴行を加えたとして33歳の会社員の男が逮捕されました。 男は「まったく心当たりがありません。犯人は自分ではありません」などと話し、容疑を否認しています。 不同意性交等の疑いで逮捕されたのは、住居不定の会社員・望月寛晃容疑者(33)です。 望月容疑者は1月23日午前8時ごろから午前10時40分ごろまでの間、福岡県内または福岡県周辺に駐車していた乗用車の中で17歳の少女(福岡市内居住)に睡眠導入剤を混ぜた栄養ドリンクを飲ませ、少女が眠ったことに乗じて性的暴行を加えた疑いが持たれています。 警察によりますと、事件前日にSNSで知り合った17歳の少女と望月容疑者は、事件当日に福岡県内のコンビニエンスストアで待ち合わせて初めて対面しました。 警察によりますと、17歳の少女は望月容疑者が運転する乗用車の助手席に乗り込み、渡された栄養ドリンクを飲んだ後、意識がもうろうとして眠りました。 眠っている間に後部座席に移された17歳の少女は、望月容疑者から性的暴行を受けている途中に目を覚ましましたが、体を動かすことができず、再び眠ったということです。 事件の後、17歳の少女は自宅の近くで望月容疑者に起こされ、意識がもうろうとした状態のまま、車から降ろされたということです。 今年2月に17歳の少女が被害届を提出して事件が発覚。 17歳の少女の体内からは睡眠導入剤の成分が検出されていました。 警察が17歳の少女のスマートフォンに残された通信記録や防犯カメラの映像を調べるなどの捜査を進めた結果、望月容疑者が不同意性交等事件に関与した疑いが強まったということです。 取り調べに対し、望月容疑者は「まったく心当たりがありません。犯人は自分ではありません」などと話し、容疑を否認しています。