旧気象庁から銅線ケーブル盗み転売か 容疑のベトナム人2人を逮捕

気象庁の旧庁舎から銅線ケーブルを盗んだとして、警視庁捜査3課は3日、いずれもベトナム国籍の群馬県太田市新道町、職業不詳、グエン・ゴック・ミン(35)と、同市堀口町、古物商、ヴォ・フック・ホイ(32)の両容疑者を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕したと発表した。両容疑者が盗んだ銅線を業者に転売したとみて捜査を進めている。 逮捕容疑は仲間と共謀して、2024年12月8日未明、東京都千代田区大手町1の気象庁旧庁舎に入り、銅線約2トン(180万円相当)を盗んだとしている。 警視庁は、両容疑者がSNS(交流サイト)で銅線の買い取りに応募し、実行役から銅線を180万円で買い取り、群馬県内の業者にトラックで運搬して転売したとみている。 グエン容疑者は黙秘し、ヴォ容疑者は「240万円で転売した。盗まれたものと思わなかった」と供述しているという。 移転に伴い空きビルとなっていた気象庁旧庁舎からは24年に複数回にわたり、少なくとも4トン分の銅線が盗まれており、ベトナム国籍の男性3人が実行役として窃盗罪などで起訴されている。【菅健吾】

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