高級車窃盗グループ摘発 被害総額2億6000万円超「キャンインベーダー」の手口で犯行繰り返したか「アルファード」「レクサス」など

大阪府警は3日、車の制御システムに侵入し鍵を解除する「キャンインベーダー」と呼ばれる手口で国産高級車を繰り返し盗む窃盗グループを摘発したと発表しました。被害総額は2億6000万円以上にのぼるということです。 窃盗などの罪で逮捕・起訴されたのは、住居不定・無職の西山寛一被告(59)ら窃盗グループのメンバーの男4人です。 警察によりますと、西山被告らは去年7月、大阪市住之江区の駐車場でトヨタの「アルファード」1台(時価約370万円)を盗んだ罪などに問われています。 西山被告はグループの中心人物で、西山被告の指示で動く実行役グループが3つほどあり、「キャンインベーダー」と呼ばれる手口で国産の高級車、トヨタの「アルファード」や「レクサス」などを狙って犯行を繰り返していたとみられています。 盗んだ車はナンバープレートを付け替えて、岡山市の中古車販売店などに売却していたということです。 窃盗グループの犯行車両からは、警察の捜査が及ばないようにするための「メモ」が見つかっていて、「メモ」には、位置情報を探知する通信機やETCを捨てる、ドライブレコーダーを捨てる、車を毎日移動させるなどの、犯行時の注意事項が書かれていたということです。 警察は、2019年11月から去年10月にかけて、車の窃盗や車上荒らしなど西山被告らによる114件の犯行、被害総額約2億6500万円を裏付けて捜査を終結しました。 西山被告らは調べに対し、容疑をおおむね認めているということです。

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