ディディことショーン・コムズの連邦裁判で、陪審員による3日間の厳しい審議の末、7月2日に評決が出た。 これまで、組織犯罪共謀罪1件、(強制、詐欺、脅迫による)性的人身売買罪2件、売春行為を目的とした移送罪2件の計5件の罪で裁判が行われてきた。売春目的の移送罪2件では、12人で構成される陪審の全員一致で有罪と認定。一方、他の3 件(組織犯罪共謀罪、性的人身売買罪)では無罪となったという。 今回有罪となった売春目的の移送罪(売春目的で他人を州境または国境を越えて故意に移送する犯罪)の最高刑は10年だという。2件の罪で有罪評決を受けたため、20年の刑が科せられることになるといい、裁判官による判決は後日言い渡される予定だ。判決期日はまだ確定していないが、NY連邦弁護士会によると、通常、量刑は有罪判決から90日後に執行されるため、早ければ9月30日になるそうだ。 TMZによると、最終弁論の前日の6月25日、検察はディディの誘拐未遂、放火未遂、性的人身売買幇助の容疑を取り下げたという。 ディディは、マイアミとロサンゼルスの自宅を家宅捜索されるなどし、数カ月に及ぶ政府の捜査の後、2024年9月に逮捕されたが、一貫して無実を主張。いかなる不正行為も否定、無罪を主張していた。