テレビ朝日が8日、東京・六本木の同局で定例会見を行った。西新(にし・あらた)代表取締役社長は、先月フジテレビでオンラインカジノに関与した社員2人が送検されたことを受け、社員に対してコンプライアンス順守を改めて徹底、注意喚起したことを明かした。現時点で対処すべき事案は発生していないという。 フジテレビでは先月24日までにバラエティ制作部企画担当部長の鈴木善貴容疑者が常習賭博の疑いで逮捕、送検され、山本賢太アナウンサーが単純賭博の疑いで書類送検された。警視庁の捜査で鈴木容疑者は会社への虚偽説明、社内処分後も賭博行為をしていたことが判明。フジは追加処分を検討していることを明言している。