中学生の娘を包丁で刺し大けがをさせた罪に問われている母親が、初公判で起訴内容を認めました。 検察はこれまでにも虐待を繰り返していたと指摘し、11回の虐待通告を受けていたことを明らかにしました。 傷害の罪に問われているのは平川市の飲食店従業員 桑田飛鳥被告33歳です。 起訴内容によりますと桑田被告は去年1月8日、自宅で中学生の娘の背中などを包丁で2回刺し、大けがをさせた罪に問われています。 逮捕当時は事故などと説明し否認していた桑田被告ですが、きょうの初公判で「間違っていないです」と起訴内容を認めました。 続く冒頭陳述で検察は、桑田被告が日頃から虐待を繰り返していたとして、これまでに児童相談所から11回の指導を受けていたことを明らかにしました。 また事件当日は夕食の片付け時に娘の態度に腹をたてて、長男に包丁を持ってこさせて刺したと指摘しました。 裁判は来月5日に被害者の尋問方法などを打ち合わせ次の期日を決める予定です。