闇バイト、孫の代理人を名乗る 17歳高校生が詐欺疑い、金沢中署など逮捕

金沢市の高齢女性が現金をだまし取られた特殊詐欺事件で、孫の代理人を名乗って金を受け取ったとして、金沢中署と石川県警特殊詐欺等対策プロジェクトチームは4日、詐欺の疑いで、本籍広島市、住所不定、男子高校生(17)を逮捕したと発表した。逮捕は7月17日付。少年は交流サイト(SNS)を通じて闇バイトに応募した「受け子」とみられ、県警は指示役の特定など組織の全容解明を急ぐ。 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して7月16日、金沢市の80代女性方に孫をかたって電話をかけた後、孫の代理人になりすました少年が女性方を訪ね、トラブルの解決名目で現金約40万円を詐取した疑い。 署によると、同日、県内で親族をかたったオレオレ詐欺の予兆電話が相次いで確認されており、警戒中の捜査員が不審な行動をしていた少年を見つけ、職務質問して容疑が発覚した。署は、少年が高額報酬につられて詐欺組織に加担したとみて捜査を進める。

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