国士舘大の柔道部員2人を逮捕 大麻所持などの疑い 警視庁

学生寮で大麻を所持したなどとして、警視庁町田署は4日、国士舘大2年の男子柔道部員、樫原宏幸容疑者(20)と1年の男子部員(19)を麻薬取締法違反(共同所持など)の疑いで逮捕した。樫原容疑者は同法違反(使用)の疑いでも逮捕された。2人とも容疑を認めているという。 逮捕容疑は6月16日、同大町田キャンパス(東京都町田市)内にある学生寮で、共同して乾燥大麻約0・015グラムを所持したほか、寮内でそれぞれ約0・293グラムと約0・123グラムの麻薬を含む液体を所持したとしている。 樫原容疑者はさらに3月上旬~6月中旬ごろ、東京都内などで麻薬を使用したとしている。 警視庁によると、6月14日に大学側から「柔道部員6人が大麻の使用を認め、うち数人から所持の申告があった」と警視庁に相談があった。警視庁は同16日に寮を家宅捜索。樫原容疑者の部屋から乾燥大麻や吸引器具などが見つかった。 逮捕された1年生部員は乾燥大麻について「私のものです」と話している。使用を認めた他の4人の部屋からは大麻は見つかっていないという。 国士舘大は4日、「事態を重く受け止め、引き続き警察の捜査に全面的に協力するとともに、事実に基づき厳正に対処する」とのコメントを公表した。寮内の学生への聞き取り調査では、他に違法薬物を使用するなどした学生はいなかったという。男子柔道部は6月14日から活動を停止している。【長屋美乃里、山本康介】

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