トラブルになった少年グループから現金を脅し取り、わいせつな行為をしたとして、兵庫県警少年課と須磨署は5日、恐喝や不同意わいせつなどの疑いで、いずれも神戸市西区に住む15歳の無職少年2人を逮捕した。県警の調べに、2人は恐喝に絡む容疑については認め、不同意わいせつなどその他の疑いについては否認しているという。 2人の逮捕容疑は、当時同じ高校に通っていた3人と共謀して7月2日午後5時過ぎ、神戸市須磨区の駐車場周辺で、別の高校に通っていた15、16歳の男子生徒7人に蹴るなどの暴行を加えて現金約2万円などを脅し取った疑い。その後、7人に下半身を露出させてスマートフォンで撮影し、データを保存するなどした疑いも持たれている。 署によると、生徒7人と少年ら5人の一部は面識があった。県警の調べに、生徒側は「因縁を付けられた」、少年側は「恋愛を巡るうわさ話からトラブルに発展した」という趣旨の説明をそれぞれしているという。