遺体を自宅の床下に埋めたとして、神奈川県警は9日、ともに無職で神奈川県茅ケ崎市鶴が台、小椋亮容疑者（44）と同市赤羽根、岡安唯容疑者（38）を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。遺棄された遺体が2人と同居していた男性の可能性があるとみて、身元の特定を進めている。 暴力団対策課によると、2人は共謀し昨年5月上旬ごろ、小椋容疑者宅で同年4月下旬以降に亡くなったとみられる人物の遺体を床下の土中に埋めるなどして遺棄した疑いがある。 当時、2人は50代の建築会社員の男性と小椋容疑者宅で同居していたといい、逮捕前の任意の調べに対し、遺体はこの男性だという趣旨の説明をしたという。 昨年8月、男性の同僚が茅ケ崎署に「5月ごろから男性が行方不明になっている」と届け出ていた。交遊関係などから2人が浮上。県警は8日、死体遺棄容疑で小椋容疑者宅を家宅捜索し、身元不明の遺体を発見した。（奥田薫子）