「便利で楽だった」 故人名義の偽造駐禁除外標章を不正利用…有効期限を改ざん 元力士逮捕

東京・本所警察署でカメラが捉えたのは、うつむきながら車に乗せられた男。 大相撲の元幕内力士・照強こと鈴木翔輝容疑者(30)です。 鈴木容疑者は、体の不自由な人に交付される「駐車禁止除外指定車標章」を不正に使用した疑いが持たれています。 警視庁によりますと、現場は東京・墨田区にある鈴木容疑者の自宅前の路上。 違法駐車の苦情があり、警察官が駆け付けたところ、車内に置かれた標章がホログラムのない偽装されたものと気づき発覚したということです。 駐車禁止除外指定車標章は、障害のある人などに交付されるもので、掲示すれば一定の条件のもと駐車禁止の場所に車を止めても取り締まりの対象外となります。 標章はすでに亡くなった人の名義で、有効期限を2026年までに改ざんし使用していたといいます。 調べに対し、鈴木容疑者は「すぐに運転できる状況が便利で楽だった」と容疑を認めているということです。 駐車禁止除外指定者標章を悪用した違法駐車を巡っては、2025年2月に別の元力士が逮捕されており、警視庁は関連があるとみて調べています。

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