渋谷でスカウト、みかじめ料支払いの疑い 「ナチュラル」幹部ら逮捕

女性を路上でスカウトするために暴力団組員にみかじめ料を支払ったとして、警視庁はスカウトグループ「ナチュラル」幹部の佐藤雄己容疑者(32)=住居不定=ら男2人を都暴力団排除条例違反の疑いで逮捕し、21日に発表した。受け取った指定暴力団山口組系幹部の忽滑谷(ぬかりや)翔一(39)=東京都渋谷区=も同容疑で逮捕した。3人は黙秘しているという。 同条例はみかじめ料のやりとりを禁じ、支払った側にも罰則を適用する。 ■組員に60万円、月額か 女性を性風俗店に紹介 暴力団対策課によると、佐藤容疑者らは2023年7月24日、東京都渋谷区宇田川町の路上などでスカウト行為をするため、忽滑谷容疑者に現金60万円をみかじめ料として支払った疑いがある。この金額は月額とみられ、同課はいつからナチュラルと山口組側のつきあいがあったかを調べている。佐藤容疑者らはスカウトした女性を性風俗店などに紹介していたという。 ナチュラルは、少なくとも約1500人のメンバーが全国の繁華街で活動しており、22年は性風俗店から受け取った紹介料などで44.5億円以上を得ていたという。(三井新)

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