今月17日から22日にかけ、宮城県登米市内の自宅に同居する高齢の父親の遺体を放置したとして、無職の男が逮捕されました。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、登米市迫町佐沼(はさまちょう・さぬま)の無職・阿部雄久(あべ・たけひさ)容疑者(57)です。 警察によりますと、阿部容疑者は今月17日頃から22日まで、同居する父の雄衞(ゆうえい)さん(90)が死亡していることを知りながら自宅に遺体を放置した疑いが持たれています。阿部容疑者の自宅を訪問した介護関係者から警察に届け出があり、警察官が家の中で雄衞さんの遺体を発見しました。 警察によりますと、阿部容疑者は雄衞さんと2人暮らしで、取り調べに対し容疑を認め「家に来る人から父の体を隠したかった」と話しているということです。 警察は、死因の特定を急ぐとともに犯行の動機や経緯を詳しく調べています。